バハレーヤとミハルさん

 カイロから南南西の方角に350km行った砂漠のど真ん中にバハレーヤという大きなオアシスがある。人口数千人の大きなオアシスでローマ時代の遺跡が残っている。こんなところに2000年も前から人が住んでいたのだ。

 距離は350kmもあるが、私のカムリでは3時間で行ってしまう。砂漠の中の一本道だから、いつもフルスロットル。150km以上のスピードで快適なドライブ。

 ここに、インターナショナルホットスプリングホテルがある。このホテルのオーナーはドイツ人でその奥さんは日本人である。このオアシスが気に入って幾夏かこのホテルに泊まり、見初められてそのオーナーと結婚することになったと聞いた。

 日本から遠く離れた異国、サハラ砂漠のど真ん中に永住する。不思議な人生だなあと思った。